東方教父における超越と自己 ニュッサのグレゴリオスを中心として

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トウホウキョウフニオケルチョウエツトジコ ニッサノグレゴリオスヲチュウシントシテ
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東方教父における超越と自己 ニュッサのグレゴリオスを中心として
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内容紹介

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目次

  • はしがき
  • 序章 教父の愛智とその指し示すところ
  • 第一部 信と知との探究 アレクサンドリアのクレメンスに即しての展望
  • 第一章 知を求める信 その動的な構造
  • 第一節 クレメンスの人と時代
  • 第二節 根源の出会いと信
  • 第三節 創造の場に
  • 第二章 敬神と愛智
  • 第一節 信と知との開かれたかたち
  • 第二節 否定の道
  • 第三節 自然・本性と自由
  • 第四節 神性の交わりと他者
  • 第二部 ニュッサのグレゴリオスにおける超越と自己
  • 第一章 愛智の基本的構造
  • 第一節 神的ロゴスの現存の場に向かって
  • 第二節 愛智の発動
  • 第二章 神の名と否定神学
  • 第一節 生の範型としてのモーセ
  • 第二節 神の名の顕現
  • 第三節 否定神学と象徴
  • 第三章 エペクタシスの道行き
  • 第一節 闇のうちなる神の顕現
  • 第二節 自己超越の論理
  • 第三節 絶えざる生成
  • 第四章 存在の次元における自由の問題
  • 第一節 創造と罪
  • 第二節 自由意志と自己
  • 第三節 欲望の問題
  • 第五章 善の超越性と不断の創造
  • 第一節 自由と行為と善の連関をめぐって
  • 第二節 不断の創造
  • 第三節 人間的自由と神性の働きとの共働
  • 第六章 肉体・質料の復権と他者
  • 第一節 人間的自由と悪
  • 第二節 内的な砂漠
  • 第三節 肉体・質料の復権
  • 第七章 神性の全一的交わり
  • 第一節 エクレシアとその動的な姿
  • 第二節 神の宿り・顕現の機微
  • 第三節 全一的交わりの成立
  • 第四節 キリストの受苦と栄光 没薬と乳香
  • 第八章 内なる根拠・キリストの発見
  • 第一節 信と知との緊張
  • 第二節 使徒的経験の場に
  • 第三節 教理的文脈の吟味
  • 第四節 人間的自由と新しい創造
  • あとがき

製品情報

製品名 東方教父における超越と自己 ニュッサのグレゴリオスを中心として
著者名 著:谷 隆一郎

著者紹介

著:谷 隆一郎(タニ リュウイチロウ)

1945年生まれ。宗教学者。九州大学名誉教授。
東京大学工学部合成化学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。
著書に、『アウグスティヌスの哲学』『東方教父における超越と自己』『人間と宇宙的神化』『アウグスティヌスと東方教父』『受肉の哲学』、
訳書に、『キリスト教神秘主義著作集 第1巻』(共訳)P.エフドキーモフ『神の狂おしいほどの愛』(共訳)『砂漠の師父の言葉 ミーニュ・ギリシア教父全集より』(共訳)『アウグスティヌス著作集 第18巻 2 詩編注解 2』(共訳)『フィロカリア 東方キリスト教霊性の精華 第3巻』『フィロカリア 第4巻』(共訳)『キリスト者の生のかたち』(編訳)『証聖者マクシモス『難問集』 東方教父の伝統の精華』など。

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