十九世紀英国の基金立文法学校 チャリティの伝統と変容

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十九世紀英国の基金立文法学校 チャリティの伝統と変容
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内容紹介

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目次

  • はしがき
  • 序論 問題の所在と研究課題の設定
  • 第I部 一九世紀初期基金立学校の実態と再編課題
  • 第一章 基金立学校の基本的形態
  • 第一節 課題の設定
  • 第二節 基金立学校の基本的形態
  • 第三節 基金立学校のチャリティ管理の法制
  • 第二章 基金立文法学校における「エルドン判決」の意義
  • 第一節 課題の設定
  • 第二節 リーズ文法学校事件(一八〇五年)
  • 第三節 文法学校法(一八四〇年)
  • 結び
  • 第三章 基本財産(endowment)をめぐる論争
  • 第一節 課題の設定
  • 第二節 「基本財産」の濫用の告発
  • 第三節 古典派経済学の「基本財産」論
  • 第四節 ロバート・ローの「基本財産」批判
  • 結び
  • 第II部 チャリティの監督機関の創設と基金立学校の改組構想
  • 第四章 産業社会におけるリベラル・エデュケーション論争
  • 第一節 課題の設定
  • 第二節 社会的地位の象徴としての古典語
  • 第三節 ニューマンのリベラル・エデュケーション論
  • 第四節 J・S・ミルのリベラル・エデュケーション論
  • 第五節 セジウィックのリベラル・エデュケーション論
  • 第六節 ハックスレイのリベラル・エデュケーション論
  • 第七節 アーノルドの教養(culture)論 完全性の追求
  • 結び
  • 第五章 チャリティ監督機関の設立と中流階級教育の高揚
  • 第一節 課題の設定
  • 第二節 執行委員会の設置とその活動
  • 第三節 中流階級の教育要求の高揚
  • 第四節 「中等教育」(secondary education)概念の形成
  • 第六章 基金立学校の改革構想
  • 第一節 調査対象校とその現状分析
  • 第二節 中等学校の三類型構想と一般教育の重視
  • 第三節 基本財産の改組に関する勧告
  • 結び
  • 第III部 基金立学校の再編過程と二元的セクターの形成
  • 第七章 基金立学校委員会(一八六九─七四年)の政策執行とその性格
  • 第一節 問題の所在
  • 第二節 基金立学校法案(一八六九年)の審議過程
  • 第三節 基金立学校委員会の政策執行
  • 第四節 基金立学校委員会の性格
  • 第八章 基金立学校への公費補助
  • 第一節 一八八〇年代の基金立学校の改革
  • 第二節 ロンドン・カウンティ参事会の中等学校への公費補助
  • 第三節 中等学校の多様な形態
  • 第四節 中等学校調査
  • 第九章 中等教育における公的セクターの成立
  • 第一節 課題の設定
  • 第二節 教育行政組織化への要因
  • 第三節 中央教育行政機構の再編
  • 第四節 中等教育の公的セクターの成立
  • 第五節 教育行政改革の到達点と限界 第六節 公立中等学校の成立
  • 結論
  • あとがき
  • 年表
  • 文献一覧

製品情報

製品名 十九世紀英国の基金立文法学校 チャリティの伝統と変容
著者名 著:宮腰 英一

著者紹介

著:宮腰 英一(ミヤコシ エイイチ)

教育学者。東北大学名誉教授。東北大学教育学部卒業。専門は、教育学、教育社会学。
著書に、『比較教育学事典』(共編者)『学校と大学のガバナンス改革』(共著)『比較教育制度論』(共著)『19世紀英国の基金立文法学校』『地方教育行政の研究』(共著)『イギリスにおけるIB校と多文化教育に関する調査研究』『校舎が変わる』『国境を越える子どもたち』『国際バカロレア』『地方教育行政と学校事務』『国際的学力の探究』(共著)『現代日本の教育と国際化』(共著)などがある。

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