内容紹介
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目次
- 序
- 第一部 社会理論の学問史的論考
- 第一章 プレ専門化時代(一九世紀前半まで)の社会理論:その諸潮流の再構成
- 1 アリストテレス2 社会契約説 3 フランス啓蒙思想 4 スコットランド啓蒙思想 5 ヘルダーとカント 6 ドイツ観念論とその崩壊
- 第二章 専門化時代(一九世紀中葉から二〇世紀中葉)における社会諸科学と哲学:その再考
- 1 コントとスペンサーの社会理論とその哲学的正当化 2 デュルケームにおけるディシプリンとしての社会学の確立と哲学の位相 3 純粋経済学・純粋法学・政治科学の確立と理念 4 歴史学派経済学、メンガー経済学、および方法論争の哲学的地平 5 ヴェーバー 6 ジンメル・パーソンズ・シュッツ 7 マルクス主義と批判理論(フランクフルト学派 8 専門化時代における社会科学基礎論としての哲学の限界 9 総括的考察
- 第三章 ポスト専門化時代(二一世紀)の哲学と社会科学:その理念
- 1 大前提としての哲学概念の革新 2 アルバート・アーペル・ローティの難点 3 哲学と社会諸科学の「相互浸透的再統合」への道
- 第二部 新社会哲学の論理とヴィジョン
- 第四章 相関社会科学的問題群・基礎概念の定式化:社会科学基礎論の試み
- 1 相関社会科学の理念 2 大きな問題群としての自然環境・文化・歴史と社会科学 3 システム・生活世界・公共世界 4 理論と実践 5 説明・了解・批判 6 合理性 7 発展・進歩・進化 8 モダニティーズ:「複数の近・現代性」という視座
- 第五章 政治哲学の現代的再構想
- 1 政治科学(ポリティカル・サイエンス)の意義と限界 2 「政治的なるもの」と公共性・市民社会・国家 3 正義論のポスト・ロールズ的再構成 4 権力論のポスト・フーコー的再考 5 多文化主義をめぐる争点の根源 6 「自己 他者 世界」了解の位相:政治哲学における存在論の復権 7 公共政策の新次元(文化・歴史・科学技術・環境)と政治哲学の役割
- 第六章 経済哲学の復権
- 1 科学主義的ミクロ経済学とマクロ経済学2 プラクシオロジーとコンスティテューショナル・エコノミックス 3 規範的経済学のゆくえと再定位 4 歴史学派・(旧)制度学派・コミュニタリアニズム 5 進化論と経済学 6 経済倫理学の構想と諸課題 7 経済における制度と進化の認識論、そして倫理の考察第七章 新社会哲学のアクチュアリティ
- 1 公共哲学としての新社会哲学 2 経験的かつ規範的な現代社会論としての新社会哲学注
- 参考文献
製品情報
製品名 | 新社会哲学宣言 |
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著者名 | 著:山脇 直司 |