現代倫理学の冒険(自由学芸叢書) 社会理論のネットワーキングへ

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内容紹介

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目次

  • まえがき
  • 第一部 現代正義論の構図
  • 序章 正義論への招待
  • 第一章 最大多数の最大幸福 功利主義
  • 一 功利主義の構造
  • 二 二〇世紀における功利主義の展開
  • 三 功利主義の問題点
  • 第二章 公正と平等 リベラリズム
  • 一 公正としての正義
  • 二 所有・市場・民主主義
  • 三 リベラルな平等を求めて
  • 第三章 国家と市場 自由至上主義
  • 一 最小国家の弁証
  • 二 拡張国家批判
  • 三 ユートピアと自己所有権
  • 第四章 伝統と解釈 共同体論
  • 一 共通善と徳の復権
  • 二 分配的正義の多元化
  • 三 評価と批判
  • 第五章 ケアと正義 フェミニズム
  • 一 正義の限界? ギリガンの『もうひとつの声』
  • 二 「世話の倫理」をめぐる論争
  • 三 現代正義論への貢献
  • 第六章 福祉と自由 センの到達地点
  • 一 センの歩み 経済学から倫理学へ
  • 二 機能充足と潜在能力への注目
  • 三 自由の総体的把握にむかって
  • まとめに代えて
  • 第二部 応用倫理学の展開
  • 序章 応用倫理学の挑戦 倫理学の社会復帰をめざして
  • 一 応用倫理学の系譜
  • 二 応用倫理学の方法
  • 三 応用倫理学の諸部門
  • 第一章 民主主義と自由主義のパラドックス
  • 一 社会的選択理論の問題圏
  • 二 アローの「一般可能性定理」
  • 三 センの「パレート派リベラルの不可能性」
  • 第二章 自由・秩序・所有
  • 一 「保護された領域」の意義 
  • 二 「人間の行為の結果であって、人間の企図・設計の結果ではないもの」
  • 三 「広がった秩序」と「拡大されたエンタイトルメント」
  • 第三章 リベラリズムの継承と克服
  • 一 リベラル・パラドックスと平等の指標
  • 二 「リベラルな平等」の批判から「政治的リベラリズム」の宣揚まで
  • 三 自由への社会的コミットメント」ヘ
  • 第四章 市民的不服従と新しい社会運動 《抵抗の根拠》を求めて
  • 一 市民的不服従の実践
  • 二 市民的不服従の理論
  • 三 新しい社会運動と新しい人権宣言
  • 第五章 現代生物学とバイオ・ポリティックス 「社会生物学論争」をめぐって
  • 一 「遺伝子の帝国」? 『社会生物学』の政治的含意
  • 二 第二次社会生物学論争と『人間の本性について』
  • 三 《バイオ・ポリティックス》は超えられるか
  • 第六章 介護・世話・配慮 《ケア》を問題化するために
  • 一 介護としてのケア 二 世話としてのケア 三 配慮としてのケア
  • 結び マジカル・ミステリー・ディスコース フーコー、ハーバーマス、ロールズとの会話
  • 啓蒙とカントをめぐって
  • 正義と権力をめぐって
  • 道徳と倫理をめぐって
  • プロフィール●現代の倫理学者たち
  • アロー/バーリン/ブラント/コーエン/ドゥウォーキン/フーコー/ギリガン/ハーバーマス/ヘーア/コールバーグ/マッキンタイア/ノージック/ヌスバウム/オーキン/ロールズ/セン/テイラー/ウォルツァー/ウィリアムズ/ウィルソン
  • 文献表(欧文・邦文)

製品情報

製品名 現代倫理学の冒険(自由学芸叢書) 社会理論のネットワーキングへ
著者名 著:川本 隆史

著者紹介

著:川本 隆史(カワモト タカシ)

1951年生まれ。哲学者。東京大学名誉教授、国際基督教大学教授。東京大学文学部倫理学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程を単位取得退学。文学博士。専門は、倫理学・社会哲学。
著書に、『現代倫理学の冒険』『ロールズ 正義の原理』『共生から』
『ケアの社会倫理学』(編著)『マイクロ・エシックス』(共編著)『応用倫理学の転換』(共編著)など、
訳書に、アマルティア・セン『合理的な愚か者』(共訳)キャロリン・マーチャント『ラディカルエコロジー』(共訳)マイケル・ウォルツァー『解釈としての社会批判』(共訳)ジョン・E・ローマー『分配的正義の理論』(共訳)ジョン・ロールズ『正義論』(共訳)などがある。

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