内容紹介
「この本では、生物の形態を、一般にヒトがどう考え、どう取り扱うかについて、私の考えを述べた。いままで、形態そのものを扱った本は多いが、こういう視点の本はないと思う。」
生物の形に含まれる「意味」とはなにか? 形を読むことは、人間の思考パターンを読むことである。解剖学、生理学、哲学から日常まで、古今の人間の知見を豊富に使って繰り広げられる、スリリングな形態学総論。ものの見方を変える一冊!
目次
文庫版によせて
はじめに
1 自己と対象
2 形態学の方法
3 形態とはなにか
4 対応関係――相同と相似
5 重複と多様性
6 純形態学
7 機械としての構造
8 機能解剖学
9 形態と時間
10 形態の意味
製品情報
製品名 | 形を読む 生物の形態をめぐって |
---|---|
著者名 | 著:養老 孟司 |
発売日 | 2020年01月14日 |
価格 | 定価 : 本体960円(税別) |
ISBN | 978-4-06-518546-9 |
通巻番号 | 2600 |
判型 | A6 |
ページ数 | 232ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 本書の原本は、1986年に培風館より刊行されました。文庫化にあたり、加筆修正を行いました。 |
関連シリーズ
-
筋肉は本当にすごい
-
「生命多元性原理」入門
-
生命を支えるATPエネルギー
-
進化生物学入門 宇宙発生からヒト誕生への137億年
-
ヒトはいかにして生まれたか
-
生命誌とは何か
-
食欲の科学
-
生物の超技術
-
「DNA三部作」合本版:『DNA複製の謎に迫る』『生命のセントラルドグマ』『たんぱく質入門』
-
海と陸をつなぐ進化論 気候変動と微生物がもたらした驚きの共進化
-
〈正義〉の生物学 トキやパンダを絶滅から守るべきか
-
アメリカ版 大学生物学の教科書
-
エッセンシャル構造生物学
-
生物学の歴史
-
分類思考の世界-なぜヒトは万物を「種」に分けるのか
-
寄生虫博士のおさらい生物学
-
「先送り」は生物学的に正しい 究極の生き残る技術
-
セックス・イン・ザ・シー
-
系統樹思考の世界
-
<性>のミステリー
おすすめの本
-
完全版 世界で一番寒い街に行ってきた ベルホヤンスク旅行記
-
電子あり
たたかう免疫 人体VSウイルス真の主役
-
月下の犯罪 一九四五年三月、レヒニッツで起きたユダヤ人虐殺、そして或るハンガリー貴族の秘史
-
電子あり
歴史劇画 大宰相 第十巻 中曽根康弘の野望
-
脱人間論
-
電子あり
竹中平蔵 市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像
-
2020高校サッカー年鑑
-
電子あり
コロナの時代を生きるためのファクトチェック
-
電子のみ
中内功 流通革命 200時間語り下ろし2 復刻版 好奇心に勝るものなし
-
電子あり
全身美容外科医 道なき先にカネはある
-
電子あり
二重らせん 欲望と喧噪のメディア
-
電子あり
結局、賢く生きるより素直なバカが成功する 凡人が、14年間の実践で身につけた億稼ぐ接客術