内容紹介
+ もっとみる
目次
- ●第1章 牛肉の真実
- 「和牛=黒毛和牛」ではない/いわゆる「国産牛」は乳用種がメイン/黒毛和牛は最もありふれた肉牛である/黒毛和牛を高級品にせざるを得なかった歴史的事情/A5という格付けは、美味しさの評価ではない!/ステーキ肉の半分が油脂/サシが入るほどうま味の少ない肉になる/ブランド和牛の味の違いがわかる人はそういない/ほとんどの肉牛は、生涯を牛舎の中で暮らす ほか
- ●第2章 美味しい牛肉の方程式
- 味を決める「方程式」はこれだ/「和牛」それぞれの持ち味/乳用種にも持ち味がある/グラスフェッドとグレインフェッド/牛が食べたものが肉の味になる/新鮮な牛肉は、美味しいか?/スーパーに並ぶ牛肉があまり美味しくないワケ/個体識別番号を検索しよう ほか
- ●第3章 牛肉のおねだん──体験ルポ・僕は牛を飼ってみた
- 「日本短角種」の成立/牛を飼うのにいくらかかるか?/牛たちが愛を交わす瞬間/肥育──餌で太らせて育てること/地元の名物を牛に食べさせる/人気部位しか売れない問題/収支──牛を一頭肉にすると利益はいくらか? ほか
- ●第4章 美味しい牛肉をめぐって ――日本の「あかうし」篇
- 熊本系と高知系の褐毛和種/くまもとあか牛との出会い/山のあか牛、里のあか牛/牧草以外の原料も熊本県産がほとんど/土佐あかうしとの予期せぬ出会い/独特の模様「毛分け」/美味しさで評価され、最も高値で売れていた/土佐あかうしが黒毛和牛の人気を超えた日 ほか
- ●第5章 美味しい牛肉をめぐって ――アメリカ・オーストラリア・フランス篇
- アメリカンビーフと日本の牛肉に同じ風味がある理由/肥育ホルモンの不安とともに/オージービーフの真実/パスチャーフェッドビーフは、焼き魚のような存在/赤身肉の象徴・シャロレー種/フランス人は処女牛よりも経産牛を好む/11ヵ月の超長期熟成肉 ほか
- ●第6章 ほんとうに美味しい牛肉を食べるために
- 海外のバイヤーは餌を見ている/99・9%国産飼料で育てる北十勝ファームの短角牛/赤身肉品種の基準をつくる試み/19歳の味の濃さにビックリ/但馬牛の元祖「周助蔓」/一頭分の肉を売り切る技 ほか
- ●巻末付録・美味しい牛肉を食べられる販売店・飲食店リスト
製品情報
製品名 | 炎の牛肉教室! |
---|---|
著者名 | 著:山本 謙治 |
発売日 | 2017年12月14日 |
価格 | 定価:880円(本体800円) |
ISBN | 978-4-06-288456-3 |
通巻番号 | 2456 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 224ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |
関連シリーズ
-
地球上の中華料理店をめぐる冒険
-
生物学者と料理研究家が考える「理想のレシピ」
-
捨てられる魚たち 「未利用魚」から生まれた奇跡の灰干し弁当ものがたり
-
ハルカノイセカイ
-
「フーディー」が日本を再生する! ニッポン美食立国論
-
そば学大全
-
食はイスタンブルにあり 君府名物考
-
とうがらしの世界
-
「おいしさ」の科学
-
しょうが
-
「賛否両論」笠原将弘の 口説きめし
-
とうがらし
-
すし物語
-
日本の食と酒
-
パンの文化史
-
世界の食べもの――食の文化地理
-
江戸の食空間――屋台から日本料理へ
-
明治洋食事始め――とんかつの誕生
-
逸楽と飽食の古代ローマ―『トリマルキオの饗宴』を読む
-
古代ローマの饗宴
-
蕎麦の事典
-
チーズのきた道
-
食をめぐるほんとうの話
-
フルーツひとつばなし おいしい果実たちの「秘密」
-
日本料理の贅沢
-
世界の野菜を旅する
-
28歳からは「毒」になる食事
-
成功する人は缶コーヒーを飲まない
-
日本の「食」は安すぎる 「無添加」で「日持ちする弁当」
-
子どもの「パン食」は今日からおやめなさい! 栄養学不要論
-
日本料理の真髄
-
昭和天皇の料理番
-
たこやき
-
「食べもの神話」の落とし穴
-
食べ物としての動物たち
-
「食べもの情報」ウソ・ホント
-
小泉式 食べ飲み養生訓108
-
おけいすし
-
憂食論 歪みきった日本の食を斬る!
-
立ちそばガール! そば このファストで奥深い世界
-
最後の職人 池波正太郎が愛した近藤文夫
-
生姜免疫力
-
江戸前鮨 伝統の技と真髄
-
夜中にチョコレートを食べる女性たち
-
麺ロードを行く
-
美食・大食家びっくり事典
-
文化麺類学ことはじめ
-
麺の文化史