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戦前昭和の社会 1926-1945
センゼンショウワノシャカイセンキュウヒャクニジュウロクセンキュウヒャクヨンジュウゴ
- 著: 井上 寿一

「大学は出たけれど」、新興宗教ブーム、10銭均一売り場……「暗い時代」の明るい日常生活。「十銭均一売り場」に足を運ぶ消費者、女性の地位向上を推進するモダンガール、新興宗教ブーム、就職難にあえぐ学生──。現代社会の原点=戦前を生きた人びとの実像を描き出す一冊。(講談社現代新書)
「暗い時代」の明るい日常生活
「十銭均一売場」に足を運ぶ消費者、女性の地位向上を推進するモダンガール、新興宗教ブーム、就職難にあえぐ学生――。
現代社会の原点=戦前を生きた人びとの実像を描き出す一冊。
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目次
はじめに アメリカ化・格差社会・大衆民主主義
1章 昭和の大衆消費社会
1 デパート――大衆消費社会の象徴
2 アパート――戦前昭和の縮図
3 映画――スクリーンの向こうのアメリカ
4 家庭電化製品という希望
2章 昭和の格差社会
1 モダンガールの登場
2 モダンボーイ――新中間層の苦闘
3 プロレタリア文学と大衆
4 「エロ・グロ・ナンセンス」
3章 格差是正の試み
1 立ち上がる農民――雑誌『家の光』の世界
2 「婦人」の登場
3 新しい労働者
4 新興宗教の興隆
4章 カリスマ待望と戦争
1 ラジオと戦争
2 エプロンからモンペへ
3 写真壁新聞というメディア
4 ファシズムへの共感
書誌情報
紙版
発売日
2011年03月18日
ISBN
9784062880985
判型
新書
価格
定価:990円(本体900円)
通巻番号
2098
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2014年07月25日
JDCN
0628809800100011000P
著者紹介
(いのうえ としかず) 一九五六年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学院法学研究科博士課程などを経て、現在、学習院大学法学部教授。法学博士。専攻は日本政治外交史。主な著書に、『危機のなかの協調外交――日中戦争に至る対外政策の形成と展開』(山川出版社、吉田茂賞)、『日中戦争下の日本』(講談社選書メチエ)、『昭和史の逆説』(新潮新書)、『吉田茂と昭和史』(講談社現代新書)、『山県有朋と明治国家』(NHKブックス)がある。
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