谷沢永一氏の推挙で関西大学非常勤講師になった桂文珍の上方落語論、吉本的文化論 大爆笑!大学講義録 昭和63年4月、関西大学国文学史の非常勤講師となった西田勤先生(落語家の桂文珍)は毎週月曜日1時限目の講義を受け持ち、なんと15年間にわたり教壇に立った。国文学史といっても、学問の領域を飛び越えて、上方落語のおもしろさから吉本興業や社会現象までをネタにして教室を笑いの渦に巻き込む。おもしろくてためになる文珍流学問のすゝめ。