遠い響き

講談社文庫
トオイヒビキ
遠い響き
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内容紹介

「これは罰です」と男は言った。
現代の「地獄めぐり」

嵐の夜、偶然、多摩川べりで出逢った男は、私と妻を相手に、長い奇妙な打ち明け話を始めた。男の勤めていた「マンガバベル」は、裏で極悪エロ同人誌を販売して急成長した会社で、パワハラを始め、ありとあらゆる理不尽が横行していたのだった。現代の狂気と闇を、胸の痛むような筆致で描く、挑戦的な小説。

となると当然、他に対する関心もなくなる。したがって低俗な興味・関心を抱くこともなくなるが、慈悲の心も人を好きになる気持ちもなくなって他者は単に肉欲と暴力の対象となる。無関心と暴力が世界に満ちる。本書にて作者が描いたのはそうした世界である。――町田 康(解説より)

※本書は「本の時間」2008年1月号~2009年3月号に連載され、単行本として2009年4月に毎日新聞社から出版されました。

製品情報

製品名 遠い響き
著者名 著:藤谷 治
発売日 2012年04月13日
価格 定価 : 本体648円(税別)
ISBN 978-4-06-277236-5
判型 A6
ページ数 336ページ
シリーズ 講談社文庫
初出 『本の時間』2008年1月号~2009年3月号に連載され、単行本として2009年4月に毎日新聞社から出版されたもの。