忘れられた幻のパリ子午線 アラゴーの円盤はどこに? グリニッジ以前から存在していたパリ子午線。詩人ジャック・レダの文章に導かれて、幻の線上に埋め込まれた円盤を探す冒険が始まる――。パリの郊外が抱え込む闇を抉り出したセリーヌとノワール作家たち、衝撃的な死の後にますます本質をあらわにするエルヴェ・ギベールなど、発火石としての読書の記録。 ※本書は、2000年5月に思潮社より刊行されたものです。