内容紹介
金の匂いを嗅ぎつけ、半次につきまとう疫病神の蟋蟀(こおろぎ)小三郎。御奉行にも眼をつけられるが、半次の女房・志摩だけは小三郎に優しい。その志摩が家を出ていった。自分を捨て小三郎に乗り換えたのか、と半次はふさぎこむ。そんななか、小三郎が侍を斬り殺す大事件を起こす。痛快捕物帳の人気シリーズ第4作。(講談社文庫)
厄介事も疫病神も、半次のもとにやってくる人気シリーズ第四弾。侍三人が拝領屋敷にたてこもった事件で、半次に白羽の矢が立った。金欠の疫病神、蟋蟀小三郎につきまとわれるなか、半次は解決できるのか。
目次
- 第一話 芭蕉が取り持つ復縁
- 第二話 疑惑
- 第三話 小三郎のいつもの手
- 第四話 迷子札を見る女
- 第五話 浜御殿沖慮外法外の報い
- 第六話 小三郎の放心
- 第七話 働き者の女なかの悩み
- 第八話 一難去ってまた一難
製品情報
製品名 | 疑惑 半次捕物控 |
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著者名 | 著:佐藤 雅美 |
発売日 | 2006年01月13日 |
価格 | 定価:692円(本体629円) |
ISBN | 978-4-06-275293-0 |
判型 | A6 |
ページ数 | 400ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | ’03年1月、小社より刊行。 |