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高次脳機能障害と家族のケア――現代社会を蝕む難病のすべて
コウジノウキノウショウガイトカゾクノケアゲンダイシャカイヲムシバムナンビョウノスベテ
- 著: 渡邉 修

物忘れ、注意力低下、人格豹変などにご用心! 「シャツに腕を通せなくなった」「昨日のことを覚えていない」。軽い転倒でも起こる! 「他人事ではない」恐怖の病の全貌と社会復帰のためのリハビリ法!
物忘れ、注意力低下、人格豹変などにご用心!
「シャツに腕を通せなくなった」「昨日のことを覚えていない」
軽い転倒でも起こる! 「他人事ではない」恐怖の病の全貌と社会復帰のためのリハビリ法!
わが国の高次脳機能障害者は50万人をはるかに上回ると推定されます。いつ、自分の家族が交通事故や脳卒中で、高次脳機能障害になるかわかりません。けっして他人事ではないのです。私は、脳神経外科の救急現場に、8年間勤務しました。脳に大きな傷を負った人が昏睡状態で搬送され、外科治療を受け、やっとの思いで急性期治療を乗りきり、家族とともに安堵しながら病院をあとにしていきます。しかし、家に帰ってから問題は表面化します。脳が受けた傷によって家庭や社会に復帰する際に、大きな壁に直面するのです。しかし、脳の損傷による後遺症は、リハビリテーションによって大きな希望を見出せます。適切な刺激・環境によって、脳は健常者とは異なる部分が活性化し、数年をかけて再編されていくのです。
●「高次」とは何か
●20年前の事故が原因で精神科病院に
●脳は2階建て構造でできている
●悪い刺激が問題行動を引き起こす
●からだの回復とともにすべきこと
●家族がリハビリの隙間を埋める
●脳はどのように回復するのか
●心の障害へのリハビリテーション
●社会参加への第一歩を踏み出す
●高次脳機能障害者の心のいたみ
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書誌情報
紙版
発売日
2008年08月22日
ISBN
9784062725200
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2013年08月30日
JDCN
0627252000100011000P