超大国アメリカの陰に隠れて、カナダとアメリカの違いを説明できない人も多いことであろう。たしかに、両国とも主要言語が英語であったり、政治経済的には自由民主主義、資本主義であり、共通点は多い。しかし、カナダは米国とは別のアイデンティティを模索・樹立し、米国の「言いなり」にならない国だ。日本が、アメリカとは異なるカナダから学べる政策や教訓のようなものは、あまりにも多い。
米国の言いなりにならない知られざる「豊かな大国」!!
経済的規模は東京都レベルで対米貿易が8割。
しかし、対米従属ではない自主外交。政治、教育、医療……。
アメリカ属国・日本の手本はカナダにあった!
●カナダと日本の重要な関係
●少なすぎるカナダ情報
●行財政改革も大成功
●経済の泣き所=高い失業率
●自立の安全を誇るカナダ
●頭脳流出とカナダの「選択」
●「首相」が11人いる
●首相に集中する政治権限
●カナダ国王はエリザベス女王
●ケベック独立問題=分裂するか
超大国アメリカの陰に隠れて、カナダとアメリカの違いを説明できない人も多いことであろう。ふつうの日本人にとって、カナダとアメリカはほぼ同じようにみえるかもしれない。
日本人は、カナダ人というと、『赤毛のアン』くらしか知らないのがふつうだ。いや、「アン・シャーリー」さえ、アメリカ人と信じ込んでいる日本人も多いだろう。たしかに、両国とも主要言語が英語であったり、政治経済的には自由民主主義、資本主義であり、共通点は多い。しかし、カナダは米国とは別のアイデンティティを模索・樹立し、米国の「言いなり」にならない国だ。
日本が、アメリカとは異なるカナダから学べる政策や教訓のようなものは、あまりにも多い。
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