去(い)ね――此(こ)は我が守る土地!
人と獣の伝奇ファンタジー、ついに新章突入!
「私は……決してお前の手綱を放さない」
一ノ瀬翠は、いくつもの試練を経て、途轍もない力を秘めた漆黒の獣・銀流を、己が半身として引き受ける決意を固めていた。しかし、いま、鎌倉の闇の中に妖しい影が蠢(うごめ)き、銀流がざわめきだした!
次々と倒れ、不可解に眠り続ける被害者たち――いったい誰が、なんのために?
そして、式神使い・神戸(ごうど)が、翠の霊力を導きながら深い森の奥に見出した驚愕の真実とは!?
+ もっとみる