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死に支度
シニジタク
- 著: 瀬戸内 寂聴

92歳の現役作家であり僧侶として幅広い読者から支持を集める瀬戸内寂聴氏。誰よりも濃く深く生きてきた著者が、卒寿を機に「いつ死んでも不思議ではない。毎日が死に支度」との思いを込めて自らの人生を振り返り、出会ってきた愛する人々の死に様をたどりながら、自らの「理想の死に方」を考えていく。そして最後に行き着いた、意外な境地とは―‐? 今すべての世代に贈る、限りなく自由で温かい「死と向かい合う智恵」!
「死に支度」は「生き支度」。92歳の現役作家であり僧侶として幅広い読者から支持を集める瀬戸内寂聴氏。誰よりも濃く、深く生きてきた著者は、卒寿を機に「いつ死んでも悔いはない。毎日が死に支度」との思いでこれまでの人生を振り返り、出会ってきた数々の愛する人々や出家者の死に様を交えながら、自らの死に方を考えていく。そして最後に行き着いた、意外な境地とは―‐? 死と向かい合い、新たな生を考える智恵の書。
【あらすじ】
91歳の誕生日を前にしたある朝、小説家の私に長年付き添ってきた寂庵のスタッフたちが一斉に辞意を伝えた。自分たちを養うために働くのはもうやめて、これからは大事な仕事だけに専念してほしい、との彼女たちの思いに心打たれた私は、「卒寿の革命」を決意する。ただ一人残った最年少のスタッフ、24歳のモナとともに新たな生活を始めた私は、間近に迫る自らの死を思い、最後の連載「死に支度」を始める。それは、これまでの人生を振り返り、出会ってきた愛する人々や出家者たちの死に様を通して、自らの「理想の死に方」を探る旅だった――。
目次
老鶯
春の革命
母コハルの死
春の雪
てんやわんや寂庵
点鬼簿
それぞれ
臨終行儀
負け戦さ
木の花
虹の橋
幽霊は死なない
書誌情報
紙版
発売日
2014年10月29日
ISBN
9784062191357
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
274ページ
初出
「群像」2013年8月号~2014年7月号
著者紹介
瀬戸内 寂聴(せとうち・じゃくちょう) 1922年、徳島生まれ。東京女子大学卒。1957年に「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる(旧名晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞受賞。1998年に『源氏物語』現代語訳を完訳。ほかに『爛』『月の輪草子』『烈しい生と美しい死を』など作品多数。