内容紹介
美人の常盤津師匠から祝言を目前に行方不明になった男の捜索を依頼される十手持ち(町田康『文久二年閏八月の怪異』)、周囲の同級生、往年の名女優などが次々に謎の妊娠(筒井康隆『科学探偵帆村』)、詩人と官僚と探偵がプラハで旧交を温めるかに見えるが(松浦寿輝く『四人目の男』)念願かなって状況、本郷団子坂に下宿した男が見つけたものとは?(木内昇『遠眼鏡』)ほか全13篇収録。
第一線で活躍する小説家13名が生み出す13人の名探偵が難事件に挑む。
豪華執筆者陣容、贅を尽くした華麗なる競演!
美人の常磐津師匠から祝言を目前に行方不明になった男の捜索を依頼される十手持ち(町田康『文久二年閏八月の怪異』)、周囲の同級生、往年の名女優などが次々に謎の妊娠(筒井康隆『科学探偵帆村』)、詩人と官僚と探偵がプラハで旧交を温めるかに見えるが(松浦寿輝『四人目の男』)、念願かなって上京、本郷団子坂に下宿した男が見つけたものとは?(木内昇『遠眼鏡』)ほか全13篇収録。
目次
- 「捕まえて、鬼平!~『風説』犯科帳~」 青木淳悟
- 「ふくろうたち」 稲葉真弓
- 「三毛猫は電氣鼠の夢を見るか」 海猫沢めろん
- 「音譜五つの春だった」 片岡義男
- 「遠眼鏡」木内昇
- 「a yellow room」 谷崎由依
- 「銀座某重大事件」 辻真先
- 「科学探偵帆村」 筒井康隆
- 「フェリシティの面接」 津村記久子
- 「ぼくの大伯母さん」 長野まゆみ
- 「わたしとVと刑事C」 藤野可織
- 「文久二年閏八月の怪異」 町田康
- 「四人目の男」 松浦寿輝