内容紹介
甲府から諏訪へ、新八郎の探索行は続く。
ご存知人気シリーズ「はやぶさ新八御用旅」第5弾。
築地であがった女の水死体。内藤新宿で見つかった甲府勤番の惨殺体。江戸、甲府、諏訪――新八郎の周囲には不穏な空気が流れ、おかしな事件が続発する。江戸で起きた二つの事件をつなぐのは、幕府を揺るがしかねない驚天動地の事実。
白髪なのに肌や体つきは若く、町人か武家の女かも判然としない不思議な水死体が、築地本願寺脇の水路にあがった。懐中にしのばせた、観音像が彫られた紫水晶が唯一の手がかりだった。
同じ頃、内藤新宿で、身延詣に行ったはずの甲府勤番の惨殺体が見つかった。根岸肥前守は新八郎に、甲府への探索行を命じた。
周囲に不可解な事件が続き、新八郎が甲府から諏訪へと辿り着いた時、一見、関係ないかに見えた江戸の二つの事件がつながったが、そこには、驚くべき真相が隠されていた!
製品情報
製品名 | 諏訪の妖狐 はやぶさ新八御用旅 |
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著者名 | 著:平岩 弓枝 |
発売日 | 2011年05月18日 |
価格 | 定価:1,650円(本体1,500円) |
ISBN | 978-4-06-217006-2 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 210ページ |
初出 | 『小説現代』2010年5月号~8月号、2010年10月号~2011年1月号 |