だまし合いには勝たねばならぬ!
生き抜くため、守るため、心に巣くう鬼は殺し、裏の顔は見せるまい。
衝撃作『戦国奇譚 首』の作者が、信玄以後の甲信の武将たちの進退を描く。
“その時”決断した武将たち
木曾義昌……義昌は、なぜ武田家を裏切ったか?「木曾谷の証人」
下條頼安……武田家は、なぜ呆気なく敗れ、敵の侵入を許したか?「要らぬ駒」
武田逍遥軒信綱……信玄と信繁の弟・信廉(信綱)は、なぜ自ら武名を傷つけたか?「画龍点睛」
仁科盛信……高遠城に拠らず、城外に討って出た盛信の真意は?「温もりいまだ冷めやらず」
穴山梅雪信君……本能寺の変後、家康は本国に逃げおおせたのに、なぜ梅雪は討たれたか?「表裏者」
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