イスラエル、パレスチナ、そしてイラク――アメリカ帝国主義が平和と希望を蝕んでゆく。
闘う知性チョムスキーの政治的原点というべき1冊!
アメリカ政府は平和を求めており、ぶつかりあうナショナリズムの要求を和解させる道を求めているというが、そのような認識は、誤っているというよりも、むしろ、ほとんど意味がない。誰だって平和を求めているのだ。イスラエル=パレスチナでは毎日のように悲痛な惨劇が起こり、そのたびに新たな巨礫が憎悪と恐怖、燃えさかる復讐の願望でできた「壁」に積み上げられる。けれども、その壁を突破するのに遅すぎるということは決してない。――<本文より>
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