いちばん弱い音が、いちばん強く心に響く 講談社児童文学新人賞受賞作家 待望の第2弾! 家のなかに、一日のうちのたった三分でもいいから、 ちゃんと私の話を聞いて、 受け流さずに受け止めてくれる人がいてほしい……松葉 独り暮らしができるようになったら さっさと家を出て、すっごい恋愛をして、 好きな人と幸せに平凡に暮らしたい……紗英 ――(本文より)