光さんと共に生きる。 父のやさしい文と母のあたたかい画で綴る魂の記録 人の心を癒し、恢復させる力はどこにあるのか。 ノーベル賞受賞後初の、感動的長篇エッセイ 「妻の思い出では、知的な発育の遅れはしだいにあきらかになったのに、光は赤んぼうの頃から、音楽に敏感に反応していったということです。ベートーヴェンの曲を聴くと、『ベーベー』といったし、ショパンの曲を聴くと『ウンパ』という、それは3歳の時すでにそうだったのでした」――(本文より)