三島由紀夫、武田泰淳、大岡昇平、吉行淳之介、安岡章太郎、小島信夫、高橋和巳、井上光晴、大江健三郎、安部公房、筒井康隆――11人の戦後作家を論じ、時代の新装の病理を抉る!
三島由紀夫、武田泰淳、大岡昇平、吉行淳之介、安岡章太郎、小島信夫、高橋和巳、井上光晴、大江健三郎、安部公房、筒井康隆の戦後作家11人を論じて、異質とみえる作家たちに共通するモチーフ、それは、自己に対する疎隔感による<メランコリー>であると解く。時代の深層を抉り、非現実化してゆく現代を分析して鮮やかに捉えた評論集。サントリー学芸賞受賞。
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