内容紹介
成城に越して来て11年、運動は駅まで15分の片道だけ。体力の衰えに抗しつつ、富永太郎全集に集中、中原中也「山羊の歌」の名の由来を追い、ニューミュージック、映画、テレビ、劇画、広汎な読書、文学賞選考会等、80年代前半の文化、文壇、世相を俎上に載せ、憤り、感動する。70歳にして若々しい好奇心と批評精神で「署名入り匿名批評」と話題を呼んだ日記体エッセイ。上下2巻。
製品情報
製品名 | 成城だより 上 |
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著者名 | 著:大岡 昇平 |
発売日 | 2001年03月09日 |
価格 | 定価:1,650円(本体1,500円) |
ISBN | 978-4-06-198250-5 |
判型 | A6 |
ページ数 | 448ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 1996年7月、筑摩書房刊『大岡昇平全集 22』を底本とし、多少ふりがなを加えた。 |