内容紹介
“父は肩肘はらないで大マジメだった”明治末にアメリカで久布白直勝牧師により受洗、昭和3年広島・呉市に十字架のない独立教会を創設、70余で没した父。呉の三津田の山に父が建てた上段・中段と呼ぶ集会所(教会)、住居での懐かしい思い出や父の日記・著作等から“アメン”に貫かれている父の生涯の軌跡を真摯に辿る。息子から父への鎮魂歌。長篇小説。
製品情報
製品名 | アメン父 |
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著者名 | 著:田中 小実昌 |
発売日 | 2001年01月10日 |
価格 | 定価:1,320円(本体1,200円) |
ISBN | 978-4-06-198242-0 |
判型 | A6 |
ページ数 | 224ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 1989年2月、河出書房新社刊『アメン父』を底本とし、多少ふりがなを加えた。 |