“あたかも衆俗の安易な理解を拒むかのように”、また、“佶屈を以つて武装し、晦渋を以て身を護る”と評された、自己の美学を貫ぬき通した詩人にして、碩学、秀抜な批評家・日夏耿之介のE・ポオの訳詩と、O・ワイルドの詩劇の名訳。前人未踏の独創的な視覚と聴覚の綜合美の世界。