きつねのコンチが、なかよしのぶたのトントを待っていると、見しらぬくまのおじさんがあらわれてたずねます。「このあたりに、カシの大木があるときいてきたんだが、きみ、知らないかね。」コンチは丘の上にある大きな木──みんなが集まって遊ぶ、「丘の木」のことを思い浮かべるのでしたが……。 『こりすが五ひき』などの心温まる童話で知られる森山京のかくれた名作を電子化!
東京都に生まれる。「こりすが五ひき」で講談社児童文学新人賞に佳作入選。その後、『ねこのしゃしんかん』(講談社)でボローニャ国際児童図書展エルバ賞特別賞、「きつねのこ」シリーズ(あかね書房・全5巻)で路傍の石幼少年文学賞、『あしたもよかった』(小峰書店)で小学館文学賞を受賞。『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社)で野間児童文芸賞を受賞。ほかに『こぶたのブンタのチョコレート』『りんごの花がさいていた』『一さつのおくりもの』(以上、講談社)など、多数の作品がある。
東京都生まれ。絵本作家。作品に、「ぎょうれつのできる おいしいたべものやさん」シリーズ(教育画劇)、「おおきなクマさんとちいさなヤマネくん」シリーズ「ブルくんとかなちゃん」シリーズ(福音館書店)、「のねずみチッチ」シリーズ(のら書店)、「モモンガのはいたつやさん」シリーズ(文溪堂)、『はりねずみのおいしゃさん』(世界文化社)、『くぬぎのもりのどきどきはっぴょうかい』(アリス館)などがある。