ムッソリーニの処刑

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電子あり

ムッソリーニの処刑

ムッソリーニノショケイイタリア・パルティザンヒシ

講談社文庫

ファシズムの統師を自ら断罪したイタリア・パルティザン戦士の闘い。

敗色濃いミラノを離れ、スイスへの脱出を図るムッソリーニと愛人。執拗に追うイタリア・パルティザン。1945年4月27日、必死の逃避行もむなしく、ついに国境に近いドンゴで捕らわれる。翌日に処刑。そこには手に汗を握る執念のドラマがあった。ファシストを自ら断罪したイタリアの真実を明かす。


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目次

プロローグ
第一部 パルティザンの大義
第一章 休戦から内戦へ
パルティザンの誕生
反ファシズムの伝統
ドイツ軍との戦闘始まる
「解放のために死のう」
第二章 ナチ占領下のローマ
空腹と恐怖の日々
ラセッラ街で親衛隊爆殺
アルデアティーネの大虐殺
パルティザンの論理
第三章 ムッソリーニの悲哀
憂愁の日々
ヴェローナ裁判へ
チアーノ処刑
ムッソリーニの涙
第四章 ローマ解放とパルティザンの拡大
ドイツ軍、ローマから撤退
“永遠の都”ついに解放!
在留日本人、北に避難
日本人三人も犠牲に!
今も語り継がれる悲劇
フィレンツェ解放戦
パルティザン、都市に進出
ラケーレとクラレッタ
第二部 ムッソリーニ処刑
第五章 「統帥、無条件降伏を!」
解放委、処刑の方針決める
妻と最後の別れ
パルティザンと対決
第六章 スイスに脱出を決意
暗夜ミラノからコモへ
連合国も統帥追跡
バリケードに阻まれる
第七章 ムッソリーニを逮捕!
統帥、ドイツ兵に変装
「ドゥチェがいたっ!」
クラレッタと一緒に監禁
第八章 統帥ついに処刑
ヴァレリオ大佐が追跡
「ドゥチェを引き渡せ!」
「イタリア国民の名において!」
ロレート広場に逆さ吊り
第九章 誰が処刑を命じた?
「なぜクラレッタまで!」
チャーチルも独自の調査
ヴァレリオ、実は“端役”?
「殺ったのはピエトロだ!」
「殺ったのはロンゴだ!」
またも「殺ったのはロンゴだ!」
宙に浮いた処刑人
第十章 盗まれた遺体
脳髄はアメリカに──
「ムッソリーニ生誕百年祭」
隠然たる支持者たち
エピローグ
あとがき
主要参考文献
文庫化にあたって

書誌情報

紙版

発売日

1995年06月07日

ISBN

9784061859814

判型

A6

価格

定価:662円(本体602円)

ページ数

348ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2001年02月09日

JDCN

0618598100100011000Q

初出

単行本『誰がムッソリーニを処刑したか イタリア・パルティザン秘史』1992年2月小社刊

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