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ことわざ雨彦流
コトワザアメヒコリュウ

平成のことわざ師が伝える処世の知恵。ことわざとは、「言の業」だ。処世の知恵を伝える短いフレーズの中に、万感の思いがこめられている。その「ことわざ」にコラムの達人が、さらに人生のスパイスをたっぷり利かして料理する。馬には乗ってみよ人には添うてみよ。そして『ことわざ雨彦流』を読んでみよ。
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目次
始め半分
ああ言えばこう言う
会うは別れの初め
赤きは酒の咎
空樽は音が高い
秋茄子嫁に食わすな
悪女の深情け
朝雨は女の腕まくり
明日は明日の風が吹く
東男に京女
頭隠して尻隠さず
あちら立てればこちらが立たぬ
在っての厭い無くての偲び
あつものに懲りて膾を吹く
アバタもエクボ
雨が降る日は天気が悪い
雨降って地固まる
有りそうで無いのが金 無さそうで有るのも金
案ずるより産むが易い
言いたいことは明日言え
石に漱ぎ流れに枕す
石橋を叩いて渡る
以心伝心
居ずば出会え
痛くもない腹をさぐられる
一押し二金三男
一か八か
一事が万事
一の裏は六
一年の計は元旦にあり
一姫二太郎
一富士 二鷹 三茄子
一宿一飯
一寸の虫にも五分の魂
いつまでもあると思うな親とカネ
命あっての物種
芋の煮えたも御存じない
いやいや三杯
いやと頭を縦に振る
色の白いは七難かくす
言わぬが花
言わねば腹ふくる
魚心あれば水心
氏より育ち
嘘つきは泥棒のはじまり
嘘の世の中
嘘も方便
鵜のまねをする烏
馬には乗ってみよ 人には添うてみよ
裏には裏がある
噂をすれば影
縁なき衆生は度し難し
縁は異なもの
負うた子に浅瀬を教えられる
岡目八目
男やもめに蛆がわき 女やもめに花が咲く
同じ穴のムジナ
帯に短し襷に長し
思うに添わで思わぬに添う
思えば思わるる
親ずれより友ずれ
親の心子知らず
親馬鹿子馬鹿
親はなくとも子は育つ
女心と秋の空
女 三界に家なし
女の情けに蛇が住む
負んぶすれば抱っこ
蛙の子は蛙
蛙の面に小便
蛙の頬冠り
かがみ女にそり男
隠すより現る
傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ
風が吹けば桶屋が儲かる
風邪は万病のもと
火中の栗を拾う
金がかたき
金と塵は積もるほど汚い
金の切れ目が縁の切れ目
他<br>
書誌情報
紙版
発売日
1993年11月04日
ISBN
9784061855229
判型
A6
価格
定価:513円(本体466円)
ページ数
292ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2000年09月01日
JDCN
0618552200100011000B
初出
’90年10月小社刊
著者紹介
その他: 菊地 信義(キクチ ノブヨシ)