合衆国建国から200年、映画誕生から100年。国家の歴史の優に半分に重なるアメリカ映画の歴史を語ることは、アメリカ文化を語ることである。上巻では、ユダヤ系移民を中心とした“映画の大立者(ムービー・モーガル)”たちが〈アメリカの夢と神話〉の発信基地としてのハリウッドを形成し、移民や都市労働者の支持のもとに、映画を最大の文化メディアに創り上げるまでを描く。文化史の視角からとらえた鮮烈な映画史。〈全2巻〉