対人恐怖

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対人恐怖

タイジンキョウフ

講談社現代新書

表情や動作が、なんとなくギクシャクする。みんなが自分を、嫌っているのではないか。「ふれあい」の場を避け、ひとりで悩んでいる人は少なくない。我執と没我の狭間でゆれる日本人の、羞恥の構造とはなにか。対人恐怖の原因と治し方を豊富な臨床例をもとに、アドバイス。

対人関係がすべてではない――社会生活において大切なのは仕事や役割であって、対人関係は二の次であるべきだ。この第1が仕事や役割、第2が対人関係という順位に、逆転がみられる場合に精神の混乱をきたすことがきわめて多いのである。社会的に、仕事一途、役割への過剰同一化が問題にされているけれども、よくみれば、やはり対人関係が第1順位にされているのである。対人関係が第1順位にされると、おのずと対人関係にふりまわされがちとなるのはいうまでもなく、その結果仕事や役割は二の次とされて社会における自己の位置づけを見失うことになる。そのためにいっそう対人関係にふりまわされてゆく……それは、対人的な至適距離の保持という問題に直結する。これまでの文脈からいえば、自他のあいだに「間」をおくという意味にもなる。――本書より


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目次

●誰も身におぼえのある悩み
●赤面が気になり仕事ができない
●犯罪人のような感じ
●リンゴのように真っ赤になろう
●怒ったような笑ったような顔
●迫害される迫害者
●対人関係がすべてではない
●「ふれあい」からの退却
●公衆便所で用がたせない
●スサノオノミコトは境界例か?

書誌情報

紙版

発売日

1990年01月17日

ISBN

9784061489813

判型

新書

価格

定価:792円(本体720円)

通巻番号

981

ページ数

226ページ

シリーズ

講談社現代新書

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