名探偵エルキュール=ポワロがデビューした記念すべき長編! イングランドのエセックス州郊外。 ベルギーから亡命したエルキュール=ポワロは、ここで田舎暮らしをしていたが、この地の重量階級でスタイルズ荘に住む老婦人が変死した。 鍵をかけた自室で、明らかに毒物による死。老婦人は生前、いろいろな薬を服用していたので、事故死と殺人の両方が考えられたが、ポワロのするどい嗅覚は、早くも事件のにおいをかぎとっていた。