DNAも酵素も電子レベルで解く日が近い 20世紀前半は量子物理学の時代、後半は分子生物学の時代であるということができます。そして、来るべき21世紀は、この2つの大きな流れが合流して、生命現象が“量子”のレベルから解明されていく時代になることは、まちがいないでしょう。本書は、このような科学の流れの中で、必然的にその発展が予測される量子生物学について、“量子”と何かといった初歩のところから、最新の状況まで、だれにもわかりやすく解説したものです。