見わたす限り青く深い、草のうねりの中に身をうずめ、別れた男への絶望とたえがたい憧憬を内に焦がす二人の女の、怪しげな交友と亀裂、時にひびわれて暴発する性への傾斜、足を踏みいれた沼地の闇を手探りに探す愛の形を、凄まじい生理感覚で描き出し、津島文学の一転機を画したとされる傑作集。泉鏡花賞受賞作品。
カメオ
松永K三蔵
新古事記
村田 喜代子
列
中村 文則
ゴヂラ
高橋 源一郎
鳥獣戯画
磯崎 憲一郎
畏れ入谷の彼女の柘榴
舞城 王太郎
半島へ
稲葉 真弓
傷だらけの銃弾
楢山 芙二夫,関口 苑生
ハジケテマザレ
金原 ひとみ
うつせみ
紗倉 まな
アメリカの夜 インディヴィジュアル・プロジェクション 阿部和重初期代表作1
阿部 和重
地ごく
献鹿 狸太朗