コルシカの地主マテオが、裏切り行為を犯した一人息子を射殺するという、プロスペル・メリメの短篇「マテオ・ファルコーネ」と、その原話である地中海の小島・コルシカの伝説との対比への興味から描いた、連作小説。歴史の中に民族の特質を追及し、外国の旅のうちに、みずからの戦後を追懐する。大岡文学の〈原点〉への凝視を示す作品集。
永遠年軽
温 又柔
見て感じて考える
竹山 道雄
命日 六つの愛の物語
瀬戸内 寂聴
ブラックボックス
砂川 文次
記憶の盆をどり
町田 康
星に仄めかされて
多和田 葉子
古代エジプト文明 世界史の源流
大城 道則
ハジケテマザレ
金原 ひとみ
半島へ
稲葉 真弓
存在と知 アウグスティヌス研究
中川 純男
不機嫌な姫とブルックナー団
高原 英理
興亡の世界史 通商国家カルタゴ
栗田 伸子,佐藤 育子