大陸の植民地に夢と野望を賭ける青年に嫁ぎ、夫と大陸に渡った16歳の幼な妻。夫を愛し、夫だけを頼りにして暮らす外地の生活は、新鮮であり、幸福に満ちていた。だが、夫から見知らぬ女に宛てた一通の手紙が、夫婦に翳りをもたらした。自己の全存在を夫への愛に賭けて、歴史の激流を生きぬいた、女の一生を描く。
我が産声を聞きに
白石 一文
無形
井戸川 射子
畏れ入谷の彼女の柘榴
舞城 王太郎
昭和天皇と戦争の世紀
加藤 陽子
幻日/木山の話
沼田 真佑
息のかたち
いしい しんじ
パンとサーカス
島田 雅彦
浜口雄幸と永田鉄山
川田 稔
徳富蘇峰 終戦後日記(3) 『頑蘇夢物語』歴史篇
徳富 蘇峰
昭和の怪物 七つの謎
保阪 正康
夜明けと白と屍の病
白倉 由美,鶴田 謙二
軽いめまい
金井 美恵子