紙の城

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電子あり

紙の城

カミノシロ

講談社文庫

新聞、本当になくなってもいいですか?

躍進著しいIT企業インアクティヴによる、東洋新聞買収宣告。マスコミの寵児となった会長の驫木は、世論を味方に、役員を切り崩しにかかる。“ウェブファースト“を掲げ、新聞の価値を根底から揺さぶる彼らが、本当に買おうとしているものは何か? 社会部デスク安芸と部下たちの、記者魂を賭けた死闘が始まる。

『傍流の記者』で直木賞候補となった著者だから描けた、メディアの裏側の熱き攻防!

情報化社会? 何を言ってやがんだ。本当の情報は
クリックすれば出てくるもんじゃないんだ。
本城の作品には、「情報」というものの深みを教えられる。
本作は「新聞社は生き残れるか」を人間ドラマに広げた秀作だ。
                      ――佐高 信

「朝日新聞」「産経新聞」「日経ビジネスオンライン」「サンデー毎日」「週刊朝日」「アサヒ芸能」「J-novel」ほか新聞25紙で紹介された話題沸騰の話題作!!


ⒸMasato Honjo

書誌情報

紙版

発売日

2020年01月15日

ISBN

9784065165355

判型

A6

価格

定価:880円(本体800円)

ページ数

432ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2020年01月15日

JDCN

06A0000000000168128I

初出

本書は2016年10月、小社より単行本として刊行されました。

著者紹介

著: 本城 雅人(ホンジョウ マサト)

1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。産経新聞社入社後、産経新聞浦和総局を経て、その後サンケイスポーツで記者として活躍。退職後、2009 年、『ノーバディノウズ』が第 16 回松本清張賞候補となり、デビュー。同作で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞。『トリダシ』が第18回大藪春彦賞候補、第37回吉川英治文学新人賞候補、『傍流の記者』が第159回直木三十五賞候補となる。2017年、『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に『スカウト・デイズ』『球界消滅』『英雄の条件』『嗤うエース』『代理人』『傍流の記者』『時代』『崩壊の森』など。

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