キリスト教入門

著:竹下 節子
定価:1,221円(本体1,110円)

キリスト教抜きに世界のスタンダードは理解できない!
旧約・新約聖書を丁寧に解説、「救世主」「アダムとイヴ」「三位一体」「クリスマスツリーと十字架」「原理主義」「進歩主義とグローバリゼーション」などのキーワード/トピックから、キリスト教理解を立体的に組み上げる。信仰生活のリアル、各宗派とのかかわり方など、実践的なガイドも盛り込んだ、非キリスト教文化圏に住まう「普通の日本人」のための最良の入門書! 混迷の時代、普遍宗教が示す未来とは?

[目次]
◇はじめに――教養としてのキリスト教
◇キリスト教を読む
 ○旧約聖書
 1 律法の書
 2 歴史の書
 3 知恵文学
 4 預言書
 5 旧約聖書と新約聖書のあいだ
 ○新約聖書
 1 福音書
 2 使徒言行録(使徒行伝)
 3 パウロによる手紙
 4 ヨハネの黙示録
 5 聖書をどう読むか
◇キーワードで考えるキリスト教
 1 ヤハウェ資料と祭司資料
 2 三位一体
 3 汎神論と神の遍在
 4 天使
 5 悪魔
 6 死海文書とエッセネ派
 7 ギリシャ正教とロシア正教
 8 クリスマスツリーと十字架
 9 コンクラーヴェ(ローマ法王選挙)
 10 キリスト教原理主義
◇三次元で読むキリスト教
 1 キリスト教と歴史
 2 イエスは存在したか
 3 イエスは何語で話したか
 4 イエスの物語は書けるのか
 5 イエスのオリジナリティ
 6 ユダがイエスを裏切ったわけ
 7 アダムとイヴとイエス
 8 キリスト教は女嫌いか――妻帯司祭の話
 9 どのような宗派とどのように関わるか
 10 カトリックはフォークロアか その1――幼きイエスのテレジアの起こしたフィーバー
 11 カトリックはフォークロアか その2――ブルターニュのケルトの祭
 12 信仰としてのキリスト教
◇知の道具箱
 1 キリスト教の二〇〇〇年
 2 ブックガイド
 3 知の練習問題
◇おわりに
◇学術文庫版へのあとがき

「キリスト教で文明の歴史や現代社会の混迷などのすべてが説明できるわけではない。けれども、キリスト教抜きでは近代の西洋スタンダードも現代の地政学も理解することはできない。」
――「学術文庫版へのあとがき」より

キリスト教入門

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