現代日本の政治意識
戦後の1950年台における日本の左傾化を論じたもので、当時の日本の政治状況をめぐっての発言。当時の日本の政治を知るための史料として貴重である。
【目次】
はしがき
戦後右翼ナショナリズムの萌芽形態 日本革命菊旗同志会の場合
一 問題の所在と団体の歴史
二 イデオロギー的特質
三 団体の生理とその限界
四 心理とパースナリティの問題
むすび 戦後右翼の命運についての私見
右翼ナショナリズムにおける戦後的特質の所在 その思想的立場の問題
一 問題的視点
二 生理的反動グループ
三 戦後右翼の特徴
四 民族新生運動の思想
五 協和党の思想
むすび
民衆政治意識の基調
一 混迷と停滞のなかにあるもの
二 民衆意識の私的領域における分散と停滞
三 政治意識における多元的複合性と非分極化傾向
補
中間層指導者層の政治意識
一つの問題提起
一 地方指導者の発想方式の特色
二 集計全般にあらわれた共通の特徴点
三 階層別・学歴別・支持政党別集計等にあらわれた主要な特色
むすび
青年層の政治意識
総括的分析
一 世代の断層が意味するもの
二 生活感情の新しさと古さ
三 民族意識の分散と停滞
四 政治意識における連続と断絶
むすび
労働者層の政治意識
一 労働者意識の一般的傾向
二 問題別に分析した諸結果について
むすび
補論 ボス的政治指導者の問題
一 ボスとは何か
二 ボス的指導者の実力と機能
三 ボス的政治指導者を生む社会的背景になるもの
付記
付表
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