まんが原作・原論 理論と実践

著:大塚 英志
定価:1,265円(本体1,150円)

無限の物語を生み出し、世界を構築するための新しいまんが制作論!

メディアミックスの現場で、ますます必要とされる「まんが原作」。これまで、広く知られることもなく、批評されることもなかった“まんが原作制作”のすべてを、まんが原作の第一人者・大塚英志が徹底解剖。理論編では、中上健次や梶原一騎のまんが原作を取り上げ、原作者の思考を「未然の文芸」「否定的媒介」といったキーワードで鮮やかに分析。実践編では、「企画書」の手法とプロセスを、著者の実経験を踏まえた日米のリアルな事例によって解説する。クリエイターや実務者がいますぐ見て学べる企画書の実例サンプルを巻末に所収。「原作」こそが「ユニバース」である!

*本書目次
理論編ー未然の文芸

序 「まんが原作」とは「改変される」ためにあるテキストである
[1]プレ講義「字コンテ」と「絵コンテ」の関係
[2]中上健次の「原作」分析
[3]編集される原作
[4]ユニバースとしての原作

実践編ー原作を「企画書」で書く

[1]ガバレッジと企画書
[2]企画書に「世界」をどう描くか
[3]企画意図から世界線へ
[4]改めて、キャラクター設定の書式とは
[5]最初に「企画書」が作られたまんがとは何かについて

巻末付録
あとがき

まんが原作・原論 理論と実践

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