均衡理論の研究
市場経済では,需要と供給が一致するように価格が決まるという前提に基づく理論。需要と供給が一致した状態が均衡である。ある産業や企業だけの均衡を扱うのが、「部分均衡論」である。市場のあらゆる財・サービスの均衡を扱うのが「一般均衡論」である。
【目次】
福岡正夫論文集刊行について
第1部 線型経済学の諸問題
完全雇用と固定的生産係数
柴田博士のカッセル批判をめぐって
カッセル一般均衡体系の再検討
線型経済学と伝統理論
投入産出モデルと市場機構
投入産出の不等式体系
動学的レオンチェフ体系における双対安定の非両立性について
ゲーム問題の若干の特殊な解法について
第2部 一般均衡理論の基礎をめぐって
均衡点存在問題の一考察
価格調整関数と存在定理 一つの注解
存在問題の再考察
安定条件と調整速度 一つの批判的覚書
ヒックス教授の需要理論
価格決定における需要の役割
均衡理論の進路
ケインズ経済学のミクロ理論的基礎 展望と評価
マクロ分析とミクロ分析
第3部 成長理論およびマクロ経済学
再生産表式と均衡成長
再生産表式モデルにおける双対安定性について
新古典派定理と2部門成長モデル
最適成長理論 展望
インフレーション理論の展望
貨幣的成長のケインズ・モデル
カルドアの成長理論
ケインズと現代経済理論
ケインズ経済学の現局面
あとがき
索引
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