実存の真理を求めて

「本質的存在」と「現実的存在(実存)」は、ギリシア哲学者プラトンのイデア論以来、哲学上の大きなテーマであり続けています。近代に入り、19世紀にはキルケゴールが改めて「実存」を問い直し、20世紀にはハイデガー、ヤスパース、サルトルとその系譜が引き継がれました。ヤスパースの実存哲学の専門家である著者が、「実存」を徹底的に問い直します。

【目次より】
まえがき
第一章 まことを求めて
一 本物の音色 二 真理と自由 三 現代の反省 四 母性について
第二章 アメリカ文化とドイツ精神
第三章 道徳教育の反省
第四章 ヤスパースの教育観
第五章 ヤスパースの歴史観
第六章 追憶
一 ヤスパース 二 ハイデッガー
第七章 カール・ヤスパース 生涯と思想
第八章 シェーラーにおける人間の地位
第九章 ヤスパース 『真理について』以後
第十章 ヤスパースの時代批判
第十一章 実存哲学の実践的性格
第十二章 ハイデッガーにおける存在と実存
第十三章 [附録]生きる力(カール・ヤスパース 斎藤武雄訳)

実存の真理を求めて

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