テイエムオペラオー伝説 世紀末覇王とライバルたち
君はあの完璧なハナ差圧勝を見たか!
90年代後半に始まるサンデーサイレンス旋風。「サンデー産駒にあらずんば馬にあらず」と言っても過言ではない時代にサンデー産駒の強豪馬たちと堂々と戦いあった一頭の馬がいた。クラシック勝利は追加登録料を払って出走した皐月賞(1999年)のみだったが、古馬となった2000年に年間不敗8戦8勝、うちG15勝という空前絶後の記録を達成する。勝ち鞍には、いまだ史上2頭しか存在しない秋古馬三冠(天皇賞、ジャパンC、有馬記念)という快挙を含む。競馬ファンのあいだで「ハナ差圧勝」と賞賛された完璧な勝利を積み重ね、歴史が認める超一流の名馬となった。そのただ1頭の馬の名をテイエムオペラオーという。
*以下、本書目次より抜粋
はじめに
プロローグ テイエムオペラオーが起こした奇跡
競馬note1 重賞を制覇した「テイエム」の競走馬たち
第1章 テイエムオペラオー 1O番勝負
コラム1 オペラオーの種牡馬時代
重厚なヨーロッパ型の血統が高速化する馬場に対応できなかった!?
第2章 直接対決した同世代のライバルたち
コラム2 一人の騎手が乗りつづけた名馬
昔は負け続けても乗せてもらえたが、今は一度のミスで降ろされる
競馬note2 実力があっても難しい 重賞連勝記録
第3章 ミレニアムを駆けた99世代
コラム3 海外のミレニアム世代
JCに参戦したり、種牡馬として輸入されたり、日本でもおなじみの名馬が目白押し
第4章 オペラオーが挑んだ異世代の名馬たち
特別インタビュー 和田竜二騎手(JRA)
オペラオーから一生の宿題をもらった年間8戦8勝、うちG15勝という空前絶後の記録はいかにして作られたか?
テイエムオペラオー世代・全重賞勝ち馬データ
おわりに
執筆者紹介
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