2002年、「奇跡の名車」フェアレディZはこうして復活した
会社が苦境にある中で、絶版の危機に瀕したスポーツカー復活の「夢」をどのように企画立案し、チームをまとめ上げ、そして遂行したのか。フェアレディZの開発を具体例として、「日本のものづくり」の、いまだ尽きない可能性を若き商品企画担当やエンジニア、そして読者の皆さんに伝えたいと思う。
現在、私はコンサルティング業を営むが、最新のテクノロジーへの知見やプロジェクトマネージメントに触れつつ、今後のモビリティ(移動・自動車産業)の在り方への提言も行った。
――「まえがきに代えて」より
社を代表するブランド商品の復活は逆境をはねのけ、組織をポジティブにまとめる源泉となる。
プロジェクトを成功に導く情熱と戦略とは?
かつて日産の「V字回復」をけん引したチーフプロダクトスペシャリストが、フェアレディZの劇的な復活劇の詳細をはじめて語った。
日本電産永守会長の「真実の顔」も明かす。
(目次)
「Z再生ストーリー」にあふれる未来へのヒントーーまえがきに代えて
第一章 Z復活への助走 財務再建とものづくり再生
第二章 新型Z完成 世界で証明したブランド力
第三章 ものづくり復活 プライドで社内調整を押し切る
第四章 進化し続けるZ 成功の後に逆風あり
第五章 最後のZ コストカットと平準化の潮流に抗う
終章 日本のものづくりの原点を見た 「永守経営」の真実
あとがき
書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。