きみが忘れた世界のおわり

著:実石 沙枝子
定価:1,650円(本体1,500円)

Apple Books 2022 今年のベスト(デビュー部門)

芸術を通して死者と向き合うといった普遍的な取り組みに、
死者視点の二人称と、さらにはSF的な趣向を加えた技巧的な意欲作。――宮内悠介

記憶喪失、アップデートされる幻覚、さらに夢を用いながら大切だった人を思い出していくという、とても凝った造りの作品で強く惹きつけられた。ーー薬丸岳


完成間近の卒業制作を教授に酷評された木田蒼介は、自分の過去――交通事故で亡くした幼馴染・河井明音をテーマに作品を描き直すことを決める。しかし、蒼介は彼女にまつわる記憶を完全になくしていた。明音に関する情報を集めるうち、蒼介の思い描く明音像を投影した幻覚・アカネが現れる。蒼介は、徐々に失われた記憶を辿っていく。

第16回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。

きみが忘れた世界のおわり

書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。

書店在庫を見る

オンライン書店で見る