憲法と立法過程 立法過程法学序説

「立法行為」はどのように観念されるか。憲法学の見地から立法過程を規範的かつ動態的に考察。基本的にはウィーン法学派の動態的法理論に基づき、団藤教授によって提示された立法過程の重畳的な二面的動態理論に導かれつつ、立法過程をひとつの法現象と捉え、いわば「法現象としての立法過程」を規範的かつ動態的に考察する。


【目次】
目次
はしがき
凡例
序論――本書の目的と方法
第一編 基礎理論
第一章 法現象としての立法過程――ウィーン法学派の立法過程論の特質とその限界――
はじめに
第一節 超法的社会事象としての立法過程論
第二節 法現象としての立法過程論
むすび
第二章 法律の実体形成
はじめに
第一節 訴訟理論における「実体形成」概念
第三節 立法過程法理論における「法律の実体形成」概念
むすび――第二編への移行
第二編 本論
第三章 立法行為論
はじめに
第一節 立法行為の概念と種類
第二節 立法追行行為の分類とその特質
第三節 法律の実体形成行為および手続形成行為の意義
むすび
第四章 立法要件論
はじめに
第一節 立法要件の概念と種類
第二節 形式的立法要件
第三節 実体的立法要件
第四節 立法要件存否の認定と効果
第五節 立法要件論と法律発案権および審理・議決権の概念
むすび
第五章 法律の確定力――法律成立の効果――
はじめに
第一節 わが国の学説・判例
第二節 西ドイツの学説・判例
第三節 両者の比較検討
むすび
条文・先例・判例索引
事項索引

憲法と立法過程 立法過程法学序説

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