きらめきを落としても

著:鯨井 あめ
定価:1,595円(本体1,450円)

きらきらだったり、くすんでいたり。ときめきからもやもやからSFまで、まるで青春を万華鏡でのぞくような色とりどりの短編集。

【収録作】全6話
「ブラックコーヒーを好きになるまで」
人が好きなものは、嫌っておくのが楽なんだ。本とコーヒー、そして素直になれなかった僕の話。
「上映が始まる」
憧れだったはずの天文学。なのに怠けてばかりの僕。でもきっかけはやっぱり、星空の下から。
「主人公ではない」
世界には物語があふれている。今生きている物語の主人公が自分ではなかったとしたら……。
「ボーイ・ミーツ・ガール・アゲイン」
お人好しの僕が思いがけぬ一目惚れ。憧れのあの子へと続く道は、「僕らしさ」を探す旅路だった。
「燃」
何事にも夢中になれない僕は、喩えるなら「不燃物」。自分の心は、何に、どうやって動くのだろう。
「言わなかったこと」
僕が小説を書かなくなったのは、あなたの作品に打ちのめされたから。なのに、いきなりやめるなんて。

きらめきを落としても

書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。

書店在庫を見る

オンライン書店で見る