雨の日が好きな人
──小学6年生の七海は、お母さんが再婚し、あたらしいお父さんとあたらしいおねえちゃんができて、大喜びした。でも、家族になるのは、そんなに簡単なことではなかった。会ったことのないおねえちゃんに嫉妬し、七海はもがく。
入院中のおねえちゃんは、泣き言を言わないし、弱音もはかず、まわりのことを気遣ってばかりだ。七海はだんだん自分が恥ずかしくなっていくが……。
小さいお姉ちゃんと新しいお父さんの間で、複雑な家庭の中で揺れる少女の心を描いた、うつのみや子ども賞&日本児童文学者協会賞受賞作家の感涙小説。
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