東洋法史論集5:清朝蒙古例の研究

17~20世紀初頭、中国を支配した大清帝国は、蒙古をその支配下に置いた。服属国の蒙古ではどのような法律が治めていたのかを探る。


凡例
総論
第一章 清律の成立
I 太祖・太宗朝の刑政 II 順治朝の律例編成 III 順治・康熙雨朝の纂修律例 IV 雍正律の成立 V 故宮現蔵本の位置づけ VI 乾隆・大清律例の成立
第二章 清律・名例「化外人有犯」條と蒙古例
I 律と例 II 名例律「化外人有犯」條 III 律に附入された蒙古例 IV 律例と蒙古例V 蒙古例の制定手続
第三章 蒙古例の集成──蒙古律書・蒙古律例・理藩院則例の成立
I 太宗朝における満洲法の蒙古諸部落への頒布 II 清國法の中國法への転換と蒙古に対する特別法の成立 III 蒙古律書の成立と増補 IV 蒙古律例の成立と増補 V 蒙古律例と理藩院則例
第四章 蒙古律例の諸本
I 三種の蒙古律書 II 蒙古律例の諸本
III 五種の蒙古律例の篇目名の比較 IV 五種の蒙古律例の條敷の比較 V (D) 本・大木文庫紗本の文章 VI (D)本・大木文庫紗本に対する私見
第五章 清朝治下の蒙古(その概要)
I 清朝の蒙古服属 II 清朝の蒙古統治 III 札薩克の職務および権限 IV 佐領の組織 V 清代蒙古の刑獄
各論
第六章 戸口差徭
第一 比丁 第二 徴賦 第三 賑済 第四 獎懲 第五 驛站 第六 婚姻 第七 承継
第七章 邊境〓哨
第八章 人命
第九章 盗賊
第一 強刧 第二 倫竊四項牲畜 第三 倫穎財物 豪吉行窺 第四 遺失物横領 欺偽
第十章 雑犯
第一 犯姦 第二 発塚 第三 失火 放火 第四 罵詈 第五 看守瘋人 第六 略人略売人 第七 遊牧生活から生じた慣習 第八 違禁 他
第十一章 首告
第十二章 補亡
第十三章 断獄
第十四章 喇嘛例
総括
第十五章 総括
I 蒙古例の性格 II  蒙古例の寅奴性 III 蒙古例と痢障例 IV  蒙古例とハルハ=ジロムの関係
史料と参考文獣
後跋

東洋法史論集5:清朝蒙古例の研究

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