ヤスパースの政治哲学

ヤスパースの未完の政治思想を人間の主体的真理としての実存の理性の政治哲学として再構成し、カントの永遠平和論との比較を試みる。

【目次より】
はじめに
目次
第一章 序説
第1節 まえがき
第2節 序説
第二章 ヤスパース哲学の体系における政治哲学の位置と意味
第1節 序説
第2節 根源的体系性
第3節 著作の根源的体系
第4節 体系の周辺
第5節 全体系(性)における政治哲学の位置と意味
第三章 政治哲学の体系
第1節 政治哲学の根本体系
第2節 外的平和と内的平和
第3節 平和と自由
第4節 自由と権威
第5節 自由と真理
第6節 結語
第四章 全体主義との闘争
第1節 序説
第2節 全体主義
第3節 ドイツにおける全体主義の発展
第4節 政治的認識の特色
第5節 全体主義の地盤
第6節 全体主義の原理 自由喪失・欺瞞・不安
第7節 自由のための闘争
第五章 集団と個人
第1節 序言
第2節 集団と個人との両極性
第3節 双方の両極性と技術
第4節 現代の神話と個人の喪失
第5節 集団における本来の個人
第6節 「集団と個人」のまとめ
第六章 カントの永遠平和論とヤスバース
第1節 序説 政治哲学
1 政治哲学
2 政治哲学と哲学体系
3 政治哲学と形而上学
第2節 平和の草案
1 平和の草案
2 予備条項
1) 予備条項第1 について
2) 予備条項第5 について
3) 予備条項第6について
4) 予備条項のまとめ
3  確定条項
1) 確定条項
2) 確定条項第1 について
3) 確定条項第2 について
4) 確定条項第3について
5) 確定条項のまとめ
第3節 永遠平和の実現のために
1 政治の現実へのカントの顧慮
2 政治と道徳
3 何によって永遠平和が到来し得るか
4 懐疑と信頼
5 カントはプログラムを与えるか
6 哲学の意義
7 今日のカント 結語
おわりに
略語表

ヤスパースの政治哲学

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