螢草抄

そこには万葉の昔から、今も変わらぬ人と自然のふれ合いがある。本書は『山村の四季』『八重葎帖』についで著者の書き下ろした信濃・越後・奈良の山村の草木随筆集。山国の四季おりおりの植物と人のこころのふれ合いが、土地の美しい日本語で描き出される。

【目次より】
■雪消沢恵具つむ乙女
そろい
たけびらき
やまなし
さずいゆり
たものき
ほうらくいちご
にわとこ
かやね
どうっつね
ちちんの話
■高円の野辺の貌花
ちゃんからちゃがま
でえっばら
とりあし
とうへんじ
みょうみょう
つぼっつら
にれ
どんぼうのくみかみ
かあげ
つばきなぎ
かんがらかつぎ
ようご
ちょっきらの話
■葛の葉のあゆける我を
さんまたびい
ゆさご
すいじんさんのて
まめふじ
もうぎ
くまいっつる
ひなっつび
うずまきぶどう
さなづる
よつずみ
さるで
山鳥の話
■笹が葉のさやぐ霜夜に
からすのかんなべ
しょうとどころ
あかんぼ
霜の笹
さるぼこ
あかがら
がにまめ
どうの話
あとがき
地名一覧

螢草抄

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